変換
このページにはツールバー、検索ボックス、および、プロジェクト内で見つかった全ての関数を表示するテーブルが提供されています。関数は含まれているフォルダとファイルごとに階層構造で表示されます。
以下のテーブルはツールバーのアクションを説明するものです。
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説明 |
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名前カラムに表示されているツリープロジェクト構造全体を折り畳みます。 |
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名前カラムに表示されているツリープロジェクト構造全体を開きます。 |
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選択した要素を変換します。コンテナの要素が選択されている場合(プロジェクト、フォルダ、または、C言語ファイルの要素等)、選択したコンテナの要素の全ての関数が変換されます。 |
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名前カラムにリストアップされている全ての関数を変換します。 |
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選択した要素の変換を停止します。コンテナの要素が選択されている場合、そのコンテナの全ての関数の変換を停止します。 |
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全ての関数に対する変換を停止します。 |
検索ボックスを使うと、名前カラムで簡単に要素を見つけることができます。検索ボックスはテキストフィールドに入力していくと自動的に要素を絞り込み、検索用語と一致する要素のみを表示します。
絞り込まれた要素と一致する要素は太字で表示されます。コンテナの要素が絞り込まれた要素と一致する場合、その要素の全ての子要素も表示されます。
メインのテーブルには以下のカラムが含まれています:
- 名前: 要素の名前を表示します。要素にはプロジェクトのルート、サブフォルダ、.c ファイル、または、関数があります。ツリー構造は階層を描写しています。
- 推奨: コードの分析に基づき、推奨される変換のタイプを示します。表示される可能性のある選択肢は
Simulink, Stateflow, S-Function and 変換しないで下さいです。
各選択肢の説明は下の変換のタイプをご覧ください。
Modelifyが関数の変換の実行を推奨しない場合、変換しないで下さいの上にカーソルを合わせると、理由を説明するメッセージが表示されます。
- 変換のタイプ: 変換のタイプを記します。以下に表示される可能性のある変換のタイプを挙げていきます。
- 親から継承: 変換のタイプは親の要素から引き継がれます。
- Simulink: 関数はSimulinkモデルに変換され、関数のロジックはブロックと線でモデル化されます。
- Stateflow: 関数はStateflow Chartのブロックを含むSimulinkのモデルに変換されます。関数のロジックはジャンクションと遷移を用いてフローチャートとしてモデル化されます。
- S-Function: 関数はS-Functionブロックを持つSimulinkのモデルに変換されます。S-Function ブロックはオリジナルのC-Functionのコードを呼び出します。そのためにMATLABでC言語のコンパイラを設定する必要があるかもしれません。詳細は S-Function変換に対するMATLABのセットアップを参照してください。
- 変換しないで下さい: 特定の関数を変換から除外したい場合はこのオプションを選択します。別の関数から関数が呼び出されると、スタブモデル(InportとOutportのみを持つモデル)が生成されます。
- コンポーネント: 作成する必要があるコンポーネントのタイプを示します。以下に表示される可能性のあるコンポーネントのタイプを挙げていきます。
- モデル: 関数に対するSimulinkのモデルが作成されます。
- サブシステム: 関数はサブシステムのブロックに変換されます。これは、関数が一度だけ呼び出され、その後、呼び出し元の関数に対応するモデル内でサブシステムとして変換される場合のみ可能です。
- Libraryブロック: Libraryブロックが関数に対して作成され、ライブラリのモデルに盛り込まれます。関数が多数の場所から呼び出され、共有する必要がある場合、Library Blockは便利です。ライブラリの名前を指定することが可能です(「ユーザーライブラリ」のセクションを参照してください)。
- 状態: 要素のマッピング/変換の状態を示します。以下に表示される可能性のある状態を挙げていきます。
- コードマップで見つからなかったため変換することができません: Atlasによるマッピングが要素に対してまだ行われていません。
- 準備完了: Atlasによるマッピングが要素に対して行われ、変換する準備が整っています。
- 変換できません: 要素を変換することができないことを意味します。
- 処理中: 変換が進行中です。
- キャンセルしました: ユーザーによって変換がキャンセルされました。
- レビュー可能です: c変換が問題なく終了し、モデルを精査する準備ができています。
- 部分的に完了: 関数の要素において変換中に問題が起き、部分的にモデルが生成されたことを意味します。コンテナの要素においては(フォルダ、.c ファイル)、少なくとも1つのコンテナ内の関数で変換の問題が発生したことを意味します。
- エラー: 変換中に問題が発生し、モデルが生成されませんでした。
- 情報: 一部の状態の値に対して関連する情報を提供します。変換が失敗した際のエラーに関する情報等です。
上の画像にあるように、名前と変換のタイプの間に空のヘッダーを持つ追加のカラムが表示される可能性があります。このカラムは、モデルの生成に変換バンドルを必要とするライセンスのオプションに対して表示されます。バンドルに含まれる関数にはこのカラムでチェックマークが表示されます。
複数の要素を選択し、コンテキストメニューからオプションを選ぶことで、複数の要素でアクションを適用することが可能です。
コンテキストメニューのアクションを説明します。
- モデルを開く: 選択した関数がモデルに変換された場合、MATLABでSimulinkのモデルを開きます。モデルのスクリーンショットが関数に対して代わりに生成された場合は、このスクリーンショットを含むHTMLのレポートを開きます。
- ソースを見る: .c ファイルと関数に適用されます。Eclipseのテキストエディター内のソースに移動します。
- チェックリストで表示する: Modelify チェックリストビューで選択した関数に対するチェックリストの項目を表示します(変換の制約や問題等)。選択に関連するチェックリストの項目が存在しない場合、メニューのオプションは無効になります。
- 初期化ファイルを開く: 初期化ファイルを開きます。Mスクリプトまたはデータディクショナリのファイルのいずれかが該当します。このファイルの詳細は「データ保存」のセクションを参照してください。R2014b以降ではデータディクショナリのファイルを開く必要があります。
- HTMLレポートを開く: HTMLレポートを開きます。このレポートに関する詳細は「HTML レポート」のセクションを参照してください。
- 変換: 選択した要素を変換します。
- キャンセル: 選択した要素に対する変換をキャンセルします。
- 変換のタイプ: 変換のタイプの変更を許可します。
- コンポーネント: コンポーネントのタイプの変更を許可します。
- 変換の状態を消去する: 変換の状態を消去し、要素がマッピングされているかどうかに応じて、対応するマッピングの状態を設定します。
- デフォルトの設定を回復する: 変換のタイプとコンポーネントのタイプをModelifyが提案したオリジナルの設定に戻します。