一般タブはセクションごとに分けられた複数の設定のオプションを提供します。右上には、異なるプロジェクトから設定をインポートするための便利なボタン、および、変換の設定を変更した後に前回レビューした関数を再変換するための便利なボタンが用意されています。
ここではモデル作成時にModelifyで利用したいMATLABのバージョンを選択することができます。
また、ここでは、システムにインストールし、Modelifyに認識させたいMATLABを設定することが可能なMATLAB Preference ページのリンクも用意されています。
モデル
オプション | 説明 |
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モデル情報のブロックを生成 | このオプションを有効にすると、Modelifyが生成した全てのモデルにModel Info Simulinkのブロックを追加します。このModel Info Simulinkのブロックは生成したModelifyのバージョン、生成された日時、および、生成されたもともとの関数に関する情報を提供します。 |
ブロック名を表示 | このオプションは、各ブロックの名前をモデル内に表示するかどうかをコントロールします。 |
ポートデータのタイプを表示 | このオプションを有効にすると、生成されたSimulinkのモデルは各ブロックのポートの隣にデータのタイプを表示するようになります。 |
行番号の注釈を表示 | 各ブロックに対してアノテーションが追加され、ソースコード内にブロックが生成された行数が表示されます。 |
Simulinkのプロジェクトを作成 | このC言語のプロジェクトに対して作成されたモデルを管理するため、Simulink プロジェクトが作成されます。 |
未定義の関数にスタブブロック図を作成 | 宣言されたものの、定義されていない関数に対してスタブのブロック図が生成されます。スタブのブロック図には、関数のインターフェースを表す上で必要なブロックが含まれます。こうすることで具体的な関数の定義を必要とすることなく、モデルの生成を継続することが可能になります。スタブのブロック図は、モデルとして保存することも、あるいは、ユーザーライブラリのセクションで「スタブブロック図をLibraryブロックとして保存します」が選択されている場合は、Library サブシステムブロックとして保存することが可能です。 |
TargetLinkと互換性のあるモデルを作成 | このオプションを有効にすると、生成されたモデルはTargetLinkが対応するSimulinkのブロックのみを含むようになります。 |
Inportのサフィックス | グローバル変数に対応するInportブロックに使用される拡張子です。この拡張子は名前衝突が検知された場合のみ、つまり同名のOutportが存在する場合のみ追加されます。 |
Outportのサフィックス | グローバル変数に対応するOutportブロックに使用される拡張子です。この拡張子は名前衝突が検知された場合のみ、つまり同名のInportが存在する場合のみ追加されます。 |
オプション | 説明 |
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モデルストレージディレクトリ | デフォルトでは、生成されたモデルはプロジェクトのロケーションの「Modelify」フォルダに保存されます。ただし、モデルストレージディレクトリのテキストボックス内の値を変更することで、別のロケーションを設定することも可能です。 |
ストレージ動作 | ストレージ動作はモデルがどのように保存されるのかを示します。「フラット」は全てのモデルが単一のディレクトリに保存されることを意味します。「フル関数パス」は、各関数に対して、プロジェクトのディレクトリの構造と同様のディレクトリの構造が生成されることを意味します。ディレクトリは.c ファイルに対しても生成されます。 |
ファイル拡張子を削除 | ストレージ動作で「フル関数パス」が選択されている場合のみこのオプションは適用されます。このオプションが有効にされると、ソースファイルに対して作成されたディレクトリはディレクトリ名にファイル拡張子を含まなくなります。 |
オプション | 説明 |
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初期化ファイル | Modelifyはデザインデータを初期化ファイル内に保存します。デザインデータには、バスと列挙の定義、定数に対するワークスペースの変数、そして、Simulink.Signalの定義が含まれます。このデータは「PreLoadFcn」モデルのコールバック内に含まれる初期化 M-Scriptファイル、もしくは、モデルからリンクが張られているデータディクショナリファイルのいずれかに保存されます。 |
マクロ定数にMATLAB変数を作成する | このオプションを有効にすると、ModelifyはMATLABの変数を対応する値を用いてオブジェクトのマクロに対して生成し、初期化ファイルに保存します。これらの変数はConstant SimulinkブロックやStateflow Transitionsで用いられます。この設定は定数を一箇所に集めることでコントロールシステムの調整を簡素化します。 |
全てのモデルに初期化ファイルを適用する | このオプションを有効にすると、初期化ファイル を全てのモデルに適用します。このオプションが無効にされると、ファイル内で指定されているデザインデータを利用するモデルのみに初期化ファイルは適用されます。 |
Modelifyは一定の基準を満たす関数をLibraryブロックに変換するように設定することが可能です。以下にチェックボックスのオプションを解説し、この基準を説明します。
オプション | 説明 |
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ライブラリ名 | Simulinkのユーザーライブラリに対して名前を指定します。 |
ライブラリディレクトリ | この値を空にすると、モデルが保存されているディレクトリと同じディレクトリにライブラリが保存されます。もしくは、ライブラリに異なるディレクトリを指定することもできます。 |
スタブブロック図をLibraryブロックとして保存します | この設定はモデルのセクションで「未定義の関数にスタブブロック図を作成」の設定が有効にされていると適用されます。有効にすると、スタブのブロック図がユーザーライブラリ内でサブシステムのブロックとして保存されます。有効にされていない場合は、単独のスタブモデルが作成されます。 |
呼び出された回数が閾値を超えた関数をLibraryブロックに変換します | 頻繁に呼び出される関数をユーザーライブラリのブロックに変換する推奨を有効にします。呼び出しの閾値は関数がユーザーライブラリのブロックに自動的に変換されるために、呼び出されなければならない回数の最小の回数(合計)です。この閾値を満たさない関数は、手動でユーザーライブラリのブロックに変換するように設定することができます。 |
Modelifyはコードがどのように変換されたのかを説明する上で役に立つHTMLレポートを作成することができます。このレポートは左側にソースコードを、右側にコードの各行に作成された全てのブロックの名前を表示します。この情報は変換バンドル内に含まれている関数のみに対して提供されることを予めご理解ください。
また、このレポートはモデルのスクリーンショットを提供しているため、ソースコードとモデルを見ながら、どのように変換が行われたのかを確認することができます。HTMLレポートは生成された各モデルに対して作成されます。レポートにはTable of Contentsが盛り込まれており、変換全体を精査することができるように、各変換のレポート間の移動を容易にしています。
以下にサンプルのレポートのスクリーンショットを掲載します。
以下の画像はHTML レポートセクションのオプションを説明しています。
オプション | 説明 |
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HTMLレポートを生成する | このオプションはHTMLレポートの生成を有効、または、無効にすることができます。関数の変換に対するHTMLレポートは全て同じディレクトリに保存されます。デフォルトでは、モデルの保存ディレクトリの下の「reports」ディレクト内に保存されます。 |
レポート内に会社名を含める | このオプションを有効にすると、HTMLレポート内に会社名を含めることができます。会社名の欄に社名を入力してください。 |
レポート内に会社のロゴを含める | このオプションを有効にすると、HTMLレポート内に会社のロゴを含めることができます。Browseボタンをクリックして、利用する会社のロゴのファイルを選択してください。 |
24時間制を使用する | このオプションを有効にすると、レポートの作成時間に24時間制を用いることができます。有効にしない場合は、12時間制が採用されます。 |
日付形式 | レポートの作成日時の形式を選択します。日/月/年、もしくは、年/月/日のいずれかから選ぶことができます。 |
ソースファイルにリンクさせる | この機能を有効にすると、HTMLレポートからオリジナルのC言語のファイルに向かうリンクが作成されます。 |
ソースファイルのコピーをHTMLレポートディレクトリ内で作成する | 「ソースファイルにリンクさせる」のオプションを有効にしている場合のみ、このオプションは適用されます。このオプションを有効にすると、オリジナルのC言語のソースファイルのコピーをHTMLレポートのディレクトリに作成し、オリジナルのファイルの代わりにコピーにリンクを張ります。 |